最近めっきりレコードやCDを買わなくなってしまったのだが、久しぶりにCDを買ってしまった。
"daisy holiday"は細野晴臣がプロデュースするレーベル"デイジーワールド"のコンピレーションアルバムだ。レコード会社をエイベックスからコロンビアに移して、レーベルとしては4年ぶりの、デイジーワールドのリスタートとなるアルバムということである。
inter FM(東京76.1MHz、横浜76.5MHz)で日曜深夜に放送されているラジオ番組"daisy holiday"を凝縮したような構成になっていて、選曲もオリジナルあり、古いアメリカンポップスあり、コントありとバラエティに富んでいる。参加アー ティストも細野晴臣をはじめとするデイジーのメンバーに加えキセルやTOWA TEIなど豪華な顔ぶれである。
実は、こんなアルバムが前々からほしいと思っていた。古くは大滝詠一のナイアガラシリーズ、YMOのスネークマンショー、山下達郎のCome Alongシリーズなど、ラジオを聞いている感覚で楽しめるアルバムが好きなのである。
さて本作の内容だが、細野氏の好きな古い(20世紀前半の)アメリカの音楽へのトリビュートを感じさせる。アルバム全体の構成もどこかThe Three Sunsのアルバムを思い出させるものがある。また、曲の間にコントが入っているところなどはスネークマンショーを想起させる。
以前にもデイジーレーベルで何枚かのコンピレーションアルバムが発売されたが、今回のアルバムは以前のものに比べて完成度が高くなっているという印象を受けた。デイジーレーベルリスタートの第1弾ということなのでこれからの活動に期待したい。
最後に追記するのだが、ジャケットのかわいさも特筆ものです。
"daisy holiday" presented by haruomi hosono
http://daisyworld.sblo.jp/article/14132004.html